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工場加工
2020年7月16日

工場で加工中です。

背割りとは、木材が乾燥収縮によるひび割れを防ぐため、あらかじめ入れた割れ目です。

 

背割りとは、木材が乾燥収縮によるひび割れを防ぐため、あらかじめ入れた割れ目です。

※木材と同様に、乾燥でひび割れるコンクリートも、目地を入れて不要なひび割れを防ぎますよね。考え方は同じです。※コンクリートの目地とひび割れは下記の記事が参考になります。

下図をみてください。これが背割りです。

背割り

背割りが無い部材は、乾燥収縮により、構造的に悪影響のあるひび割れが入ります。場合によっては、4面全てにひび割れが入ります。当然、部材の耐力は低下します。

 

一方、背割りを入れておけば乾燥収縮しても、割れ目が開くだけに留まります。背割りを入れた柱は、見た目には不安ですが、実はほとんど、耐力は低下していません。

 

背割りと柱、心持ち材、心去り材との関係

木材には、心持ち材と心去り材があります。心持ち材とは、木の中心に近い部分を使った材のことです。赤い色をしています。心去り材は、木の外側に近い部分を使った材です。白っぽい色をしています。

心持ち材は、腐食しにくい強度が高い

ことから、構造部材として使います。一方で、ひび割れやすいので、背割りを入れます。心去り材は、見た目が美しいので化粧材として使います。

背割り付き柱の強度

背割り付き柱の断面性能(強度)を確認します。下図をみてください。背割りを入れた断面二次モーメントと、背割りなしの断面二次モーメントを比較します(x軸回りの値)。※今回は簡単のため、貫通割り断面で検討します。

背割り付き柱の強度

断面二次モーメントは、下記ですね。

 

背割り付き柱 ⇒ I=2*0.5*1.0^3/12=0.08

背割りなし柱 ⇒ I=1.0*1.0^3/12=0.08

 

いかがでしょうか。変形に対する抵抗力を表す「断面二次モーメント」の値が同じになりました。実は、背割りを入れても、断面性能は、ほとんど影響が無いです。

 

なお、背割りと似た用語に「貫通割り」があります。貫通割りは、柱を二つに割った材です。背割りは半分割れ目を入れる程度ですが、貫通割りは別々の部材に分かれるので、y軸回りでは耐力が大きく低下します。

 

 

興味がある方はご参考にね(o^∇^o)ノ